“パワハラ”自殺を労災認定
28日の読売新聞によると、大手道路工事会社「前田道路」の愛媛県内の営業所長が昨年9月に自殺したのは、上司からしっ責され続け、心理的な圧迫を受けたことが原因などとして、新居浜労働基準監督署は労災と認定しました。
所長は当時、上司から「会社を辞めろ」などと罵倒され、下請け会社への未払いの工事代金まで家計から穴埋めしたといいます。弁護団は「パワーハラスメント(職権による人権侵害)が原因と認められた異例のケース」としています。
弁護団によると、2003年4月に愛媛県西条市の営業所長となったが、昨年7月ごろから、契約料を発注元から減額されるなどして売り上げ目標が達成できず、四国支店に呼び出されて上司に厳しくしっ責された。
8月には、下請け工事代金が滞ったため、家の預金から150万円を引き出して業者に支払ったこともあった。しかし、営業成績は不振が続き、上司から「所長として能力がない」と約2時間責められるなどしたため、体重が8キロ減り、うつ病になったといいます。
9月に入ってからもしっ責は続き、休み明けの13日に、営業所敷地内で首をつって自殺。「怒られるのも言い訳するのもつかれました」などの遺書が残されていました。
以前、パワハラについて書きましたので参照してください。
http://jinjiplus.way-nifty.com/blog/2005/03/post_11.html
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