電子政府の利用進まず
本日の日経新聞によると、電子政府の利用が進んでいないことがわかります。
【記事内容】
インターネットを通じて役所への申請手続きなどを済ませる電子政府計画で、各種の給付申請をはじめ主要な行政手続きの8割でネットからの利用率が1%に満たないことがわかった。ネット申請の後に郵送手続きが必要であるなど使い勝手が悪いためだ。
政府は2001年度に電子政府の実現に着手。現在ネットで申請できる手続きは約1万3000種類ある。このうち書類申請などの利用が年間10万件超となる主要手続きとして内閣官房のIT担当室が利用件数などを調べているのは166ある。
IT担当室によると04年度にネットからの利用がゼロだった手続きは166の約4割の60。利用率1%未満は134で8割を超す。残る2割の手続きの利用率も低い。ネット申請が全体の半分超という手続きは16種類しかなかった。
●主因は手続きの煩雑さ
電子申請といいながら証明書を郵送しなければならない。
本人確認に必要な電子証明書の取得に数千円かかる。
●公務員の削減
中央省庁は電子化と引き換えに人減らしに踏み切ろうとの意欲が乏しい。
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