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September 13, 2005

就業規則はなぜ必要なのか?

今までも、就業規則に関連した記事を何度か書いてきましたが、今日からまとまったものを続けて書こうと思います。

まず最初は、就業規則はなぜ必要なのか?という疑問から答えましょう。

企業経営のために多くの従業員を使用することが必要な場合、始業・終業の時刻、休憩、休日などの労働時間に関すること、賃金に関することなど従業員が就業上守るべきことについて一律に定めておかなければ、一人一人の従業員ごとに決めなければならず、非常に煩雑な手続きが必要になります。

単に手続きが煩雑なだけでなく、これでは企業としての組織自体がうまく機能しないでしょう。

このため、企業秩序を維持し、合理的、能率的な企業運営を行うという経営上の必要性から、労働条件や服務規律などを統一的に定めておくことが重要となるのです。

従業員にとっても、労働条件や服務規律などを承知した上で働ける職場であれば、安心して働けることは言うまでもありません。

そこで、企業としては、就業上守るすべき規律や労働条件に関する基準を定めて明文化したものが必要となります。これが「就業規則」です。

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