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September 26, 2005

転職の欲求5段階

マズローの「欲求5段階説」をご存知だろうか?
ご存じない方のために概略を説明しましょう。

【マズローの欲求5段階説】

アメリカの心理学者のアブラハム・マズローが唱えた「欲求5段階」のことで、

一番目(最初の欲求)は「生理的な欲求」
人間が生きる上での食や睡眠、性などに関わる根源的な欲求をいいます。

二番目は「安全・安定の欲求」
安全な住まい、安全な環境、安定した生活への欲求がここに含まれます。

三番目は、「親和・帰属の欲求」
他者と親しく関わり、なにかの集団に属していたいという欲求となります。

四番目は、「尊敬を受けたい欲求」
これは、他者から尊敬され、名声・地位などを獲得したいという欲求です。

五番目は、「自己実現の欲求」
自分の能力や可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求です。

「インテリジェンスの業界レポート」で、「マズローの欲求5段階説」を元に、「転職の欲求5段階」を考察していますので紹介します。

【転職欲求における5段階】

(1)生理的欲求による転職
近年、職場でのストレスがかなり大きくなっている。組織運営の理不尽さや人間関係の悪化、種々のハラスメントからくるストレスによって、不眠症やうつ病を患うビジネスパーソンが急増している。もし、そういった原因から、眠れない、食欲がないといった状況に追い込まれているとしたら、それは「生理的欲求」がおびやかされていることである。健全な職場環境を求めて、転職を決断するときかもしれない。

(2)安全・安定の欲求による転職
もし、いま働いている会社が不安定であり、近い将来、会社の存続も危ぶまれる状況だとすれば、転職という選択肢を真剣に考える必要がある。もちろん、その会社に忠誠心があって、なんとかしたいと強く思う場合は、そこに留まって、会社を立て直すという選択肢もある。

(3)親和・帰属の欲求による転職
自分の行動価値観・ビジネス観と、会社が持つ企業価値観・企業文化に著しい隔たりがあって、自分が組織からなんとなく「浮いているな」「孤立しているな」と思ったら、それも転職の動機となりうる。自分の可能性は、環境・組織によって開花させられる場合も多いのだ。

(4)尊敬を受けたい欲求による転職
自分の業務成果がいっこうに正当に評価されない。なぜか、昇進が遅い。この場合も、自分を高く評価してくれる企業探しをはじめたほうがいい場合もあるだろう。

(5)自己実現の欲求による転職
入社後何年経っても、同じような仕事ばかりが続く。チャレンジングな仕事が社内に見出せない。先輩社員や管理職が若い才能を伸ばそうとしない。こうした閉塞状況から抜け出るために、より大きなチャンスを与えてくれそうな会社に移ることで、自分のキャリアが一気に開く場合もある。

転職をしたいという欲求にもいろいろな段階があります。転職は、だれしも現状に問題や不満、物足りなさを感じているからこそ行うわけですが、だからといって転職さえすれば、必ず現状より状況が好転するという保障はありません。移ろうとする会社が、本当に自分に適していて、チャンスをくれそうかどうかは、事前に十分吟味することが必要です。転職にはリスクが伴うことも忘れてはならないでしょう。

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