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August 19, 2005

労働時間の判断基準

【一般的基準】

労働時間は一般的に「労働者が使用者の指揮命令のもとに置かれている時間」と定義されています。

ただし、ここでいう指揮命令は、直接明示の指揮命令に限られるわけではなく、使用者の黙示の指示により業務に従事させるものであってもOKです。

例えば企業外研修や小集団活動に要する時間のように、直接指揮命令のもとに置かれていなくても、使用者の指示による業務としての性格を持つときには、労働時間に含まれます。

【労務に関連する時間】

指揮命令のもとに置かれる時間には、労務に従事している時間(手待時間も含む)だけではなく、その労務に従事するために「必要不可欠」な時間、あるいはその労務と「密接」な時間なども含まれます。

したがって、安全教育の時間や安全衛生委員会などの会議は、労働時間に含まれ、作業服や安全保護具等の装着および実作業に就くための所定位置までの歩行に要する時間は労働時間にあたります。

【仮眠時間・出張時間】

手待時間も労働時間に含まれるから、ビル管理業務の泊まり込み勤務で、備え付けのベッドで睡眠をとる「仮眠時間」であっても、突発的な業務が発生したら直ちに対応し、警報や電話等に対して相当の対応が義務づけられている以上、やはり労働時間にあたります。

出張中の勤務は、使用者の指揮監督が及ばず、労働時間を算定しがたいときは、事業場外労働として扱われ、原則として所定労働時間労働したものとみなす取扱となります。

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