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May 01, 2005

JR西日本の過酷な労務管理の実態

日勤教育による自殺者「服部さん損害賠償請求訴状」

■日勤教育

JR西日本の尼崎電車区における「日勤教育」と称されるものの実態は、教育とは名ばかりで、まさにいじめに等しく、運転士に精神的、肉体的、経済的打撃を与え、会社への絶対的服従を強いる為に用いられていたといいます。人権無視、時代錯誤もいいところです。過去に自殺者も出ていますし、事故を起こした運転士も日勤教育だけは避けたいと思い、無謀な運転をしてしまったのではないでしょうか?

(1) 日勤教育時の席の配置

日勤教育時には、レポート作成を命じられますが、その場所は上司の執務している内勤室の中央の席に座らされ、周囲から監視される状況下で作業をさせられるといいます。又、内勤室は乗務員控室から見通すことが出来る為、他の乗務員から日勤教育を受けてることがわかり、さらし者にされるが如き状況に置かれます。
日勤教育対象者は、強い疎外感、羞恥感、精神的圧迫感を覚えます。

(2) 日勤教育時のトイレ等

日勤教育時には、同僚と話をすることもお茶を飲むことも禁止され、トイレに行くのもその都度管理者の許可を得ることが必要とされ、トイレには管理者が同行することすらあります。

(3) 日勤教育におけるレポート作成

日勤教育の中心的作業は、業務命令として、1時間に1テーマのレポート作成を指示されることです。内容は、当該運転士が犯したミスとは全く関係のない事項、さらには、会社への帰属意識を試すような事項のテーマでのレポート作成を要求されます。又、そのレポートに対しても適切な指導は一切為されず、課題の目的すら運転士にはわからないのです。

(4) 水平展開

自らの起こしたミスを他の乗務員に知らせ、同じミスをしないように注意を喚起すると称して、見せしめ的に各駅のプラットホームに立つことを強制させられます。

(5) 期間が定まっていない

日勤教育の期間は決まっていません。教育効果については区長の主観的判断に委ねられていて、明確な基準もありません。そのため日勤教育を受けている運転士にとっては、上述したような状況がいつまで継続するのか分からず、著しく不安な状態が継続されます。

(6) 経済的打撃

運転士は、平均的に月額10万円前後の乗務手当等を受けていますが、日勤教育中は乗務手当等の支給が全くなくなり給与の減額を受けます。

(7) 管理者等からの罵詈雑言

日勤教育を受けている対象者は、日勤教育期間中を通じて、管理者から様々な罵詈雑言を浴びせられます。


■労務管理

運転士への直接指導は、以前は管理職が運転席に入る形だったが、数年前から私服職員がこっそり客席側からチェックする形に変わったという。これでは、過密ダイヤで遅れを出さないよう必死なのに「後ろから見られているかも」という不安もあり、精神的にもきつく、すごいプレッシャーになります。

会社は、利益追求のための過密ダイヤを守るため、乗務員にプレッシャーをかけ続けてきたんですね。安全のためには乗務員にゆとりを持たせる必要があります。

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