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May 04, 2005

派遣労働者への割増賃金支払いは派遣元?派遣先?

派遣労働者の労務管理については、派遣元、派遣先どちらが管理責任を負うのか非常にわかりにくいと思いませんか?

たとえば、派遣労働者の残業の問題もそうです。
派遣先が派遣元の了解を得ないで派遣労働者に時間外労働を行わせたとしたら、どちらに割増賃金を支払う義務があるでしょうか?

そもそも割増賃金の支払いというのは、労働者に時間外労働を行わせたという事実のみで、当然にその義務が生じます。

それが労働基準法に違反しているものかどうか、派遣先の使用者にその権限があるかどうかは問題ではありません。

したがって、派遣先が派遣元の了解を得ないまま派遣労働者に時間外労働を行わせたとしても、派遣元事業主は派遣労働者に割増賃金を支払わなければならないのです。

なお、労働時間については、派遣先事業主に管理責任があるため、36協定の限度を超えて時間外労働を行わせたことについての労働基準法違反は派遣先事業主が犯したことになります。

●労働者派遣法における派遣先・派遣元の管理責任

○派遣先の管理責任

労働時間の管理
休憩・休日の付与
時間外・休日労働の管理
時間外・休憩の特例の管理
労働時間・休日の適用除外
年少者の規制
危険有害業務等の規制
妊産婦の保護
公民権行使の保障


○派遣元の管理責任

災害補償
年次有給休暇の管理
変形労働時間・36協定の締結
賃金管理
割増賃金の支払い

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