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May 21, 2005

組織に縛られない働き方 IC

企業組織に属さず個人で働く人を指す言葉に「個人事業者」や「フリーランサー」などがありますが、最近ではここに「インディペンデント・コントラクター」(略称:IC)が加わり注目されています。

「フリーランサー」は、デザイナーやカメラマン、ライターなどクリエイター系の職種を指して呼ぶことが多いのに対し、インディペンデント・コントラクター協会によれば、「期限付きで専門性の高い仕事を請け負い、雇用契約ではなく業務単位の請負契約を複数の企業と結んで活動する独立・自立した個人のことをインディペンデント・コントラクター(IC=独立業務請負人)と呼んでいます。

●企業がICと請負契約を結ぶメリット例
1.必要な時に必要なだけ業務依頼することができる
2.高度な専門性・能力を持っている
3.採用・教育・社会保険などの費用負担がない

●ICになるメリット
1.組織に縛られず、働くことができる
2.実力次第で収入に上限がなくなる
3.自己実現につなげることができる

●ICになるデメリット
1.雇用に対する保証や保護がない
2.社会保険などの費用は自己負担
3.労働時間や休日などの労働条件が厳しくなる
4.知識や技能が陳腐化すると収入や業務受託が減少する

●ICの活用例
1.株式公開担当として、経験者をICとして契約
2.人事制度改革の際、社会保険労務士をICとして契約
3.新規プロジェクト発足に伴い経験者をICとして契約
4.営業力強化の為に、営業専門のICと契約

サラリーマンは「一社しかクライアントを持たず、その企業に長期間に渡って関わるIC」とも考えられます。ICの場合はそうした関係になる企業が複数あると考えればいいのです。

サラリーマンは「働き方」の問題ですが、ICは雇われないという「生き方」の問題となります。あなたはどちらを選びますか?

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