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April 23, 2005

単身赴任地へ戻る途中の事故死は通勤災害

単身赴任地へ戻る途中の事故死が通勤災害として認められました。

●事故の内容

岐阜県高山市にある大手生命保険会社の高山営業所長だった男性は、99年8月1日夕、翌日の月曜からの仕事に備え、休日を過ごした同県土岐市の自宅から、単身赴任していた高山市の会社の営業所2階にある社宅へ自分の乗用車で向かった。この途中、行方不明となり、同年11月になって、同県加子母村(現中津川市)の国道沿いの沢に車ごと転落、死亡しているのが見つかった。

妻は「社宅は営業所と同じ建物の中にあり、事故は通勤の途中だった」として、労働者災害補償保険法に基づき、遺族給付金などの支払いを求めた。しかし、同労基署は「就業日に就業場所へ向かう途中の事故でなければ、通勤上の災害とは認められない」として、給付金を支給しない決定をした。

●労働保険審査会に再審査請求→地裁に提訴
労基署の決定を不服として労働保険審査会に再審査を請求するなどしたが棄却され、昨年3月、同地裁に提訴した。

●労災保険法改正案を先取りした判決
「単身赴任先の社宅へ戻ることも就業上の通勤と認められる」と原告側の主張を全面的に認める判決を言い渡した。

●会社員が社宅へ向かったことについて
(1)翌日の勤務に備えたこと以外に目的がない
(2)家族が住む自宅と社宅の間の移動には、車で最短でも3時間半かかる遠距離である。
 ↓
社会通念上からも通勤と認められる。

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